自己愛性人格障害の闇。

自己愛性人格障害の闇について紐解いていくブログ

自己愛性人格障害の記憶の改ざん

自己愛性人格障害者と

ずっと一緒にいると、

 

「あのときはああ言っていたのに、

今は違うことを言っている」とか、

「あんな酷いことしていたのに、

覚えていないなんて」とか、

 

記憶が摩り替わっていたり、

まったく覚えていなかったり

しているのか?

と感じることがあります。

 

嘘だったり隠し事をしているのではなく

まるで本当に気付いていないかのように、

覚えていないかのように。 

 

 

今までこのブログの中で

説明してきていた通り、

「記憶としては覚えている」、

「よく理解している」

のですが、

 

「心」で理解できないのです。 

 

その事実が自己愛性人格障害者にとって

不都合であればあるほど、

 

その事実は無視されたり、

書き換えられたりします。

 

これを、専門的な言葉で

「否認」といいます。

 

しっかり見て認識してその見た内容を事細かに覚えて

いたはずなのにまったく覚えていない。

聞いた内容のはずなのにまるで初めて聞いたかのような

顔をする。

約束していたはずなのに約束などしていないかのように

振舞う。

 

これが「否認」です。

 

無意識のうちに、なかったことのように

してしまいます。

 

 

しかし心の中で

勝手に行なっていることであって、

事実そのものはきちんと

覚えているため、

 

その事実を思い出したほうが

今度は都合が良くなった場合は、

しっかりそれに目をむけて

丁寧に説明することもできます。

 

 

こういう、

「頭では認識している」けど

「心では認識できない・したくない」

ということは、

自己愛性人格障害者でなくとも

あります。

 

 

自己愛性人格障害者でない人の

否認の例で一番わかりやすいのは、

「不倫」

での状況です。

 

 

不倫というのは、

どちら側かが

「自分に婚姻関係の異性がいる」うえでの

交際です。

 

もちろん、

知れてしまえば

一つの家庭を壊しかねない

極めてリスキーなものです。

 

ですが、

そんな重大なことを招くと

心で認めてしまっては、

不倫など到底できません。

 

ですから、

「純愛だ」

「寂しいから、仕方ない」と

大体は正当化しつつ、

 

その「家庭を壊すほどの酷いこと」を

している、ということを

心のどこかで無視しないと

やっていけないわけです。

 

それだけ酷いことだと

認識していますから、

正当化や言い訳もとても

長くなりがちです。

 

 

ですから、

自己愛性人格障害者も

都合の悪いことを忘れてしまったり

書き換えてしまうは、

 

記憶の改ざんというより

「感情の改ざん」をしていると

言ったほうが正確でしょう。

 

 

自己愛性人格障害者がこのような

「否認」を行なうときの例を上げると、

 

例えば夫婦で過ごしていたとき、

自己愛性人格障害者である夫が、

子どもの小学校の運動会の日にちを

妻から伝えられたとします。

 

その自己愛性人格障害者の夫は、

「イベントに顔を出す」ということに

ストレスを感じる人間です。

 

ですが勿論自己愛性人格障害者は

そんなことはいえないので、夫は日ごろから、

「足が速いから運動会では俺は絶対活躍する」

と豪語しています。

 

そのあとも

「運動会では、父兄はいつどこで誰が呼びに来るんだ」

「準備物は揃っているのか、朝何時に起きないと

いけないんだ」

「ちゃんと向こうの準備がないと困るからな」

と何度も運動会について確認しています。

 

 

ところが運動会前日になって、

夫は急に不機嫌になっています。

 

妻がどうしたのかと聞くと、

「お前が●●したから気分が悪い。

もういい」と言い、

妻への不満を一気にまくしたてます。

 

そして運動会当日の朝になると、

約束の時間に起きてもきません。

 

妻は以前、夫に役所に手続きにいくように頼んだのに

前日に仕事がうまくいかずに気分を害した、

と言って当日「行かない」とも言わず部屋にこもっていたこと、

 

妻の両親にまた会わなくちゃね、夫自身言いながら

その当日に不機嫌になり妻に暴言を浴びせ、

「今日は会いに行く日だけど、いつ出るの?」というと

「は?そんなの前の約束覚えてないし」と言われたことを

思い出していました。

 

 

夫は「知らない手順をわざわざ他人のために

踏まないといけない場面」や、「恥をかくかもしれない

場面」に臨む事ができないのでした。

 

それを人に言えないのと

夫自身それを認識していないので、

誰か(妻や仕事)のせいにして

「行けないのはこいつらが不愉快にさせるから」

ということにするのです。

 

 

妻が待っていると、夫は結局1時間遅く起きてきました。

しかし「は?まだ行ってなかったの?

この時間に出るって言ってなかったっけ?」

とイライラした様子でリビングを後にし、

再び自分の部屋で寝始めました。

 

まるで、自分が何度も「何時に起きて準備するのか?」

と確認していたのも、

「●●時に起きてきて」と何度も言われていたのも、

「自分が運転していく」と言っていたことも

忘れたかのように。

 

これが否認です。

 

自己愛性人格障害者は、自分が何を言ったか

覚えてる?と言われたとき

全く覚えてない、と言うこともあります。

 

自分が暴言を言う人間、

どういう酷い言葉を言う人間、

ということを覚えているわけには

いかないからです。

 

しかし、記憶の改ざんではありませんから、

頭ではしっかり覚えています。