自己愛性人格障害の闇。

自己愛性人格障害の闇について紐解いていくブログ

被害者の、実際に逃げるまでの感情

自己愛性人格障害者の

モラルハラスメントの被害者は、

加害者から離れようとしません。

 

被害者が「逃げられない」というのは、

まず第一段階目では

「逃げる必要性というものを

そもそも感じていない」

という場合。

 

暴力・暴言があって

憤慨はするものの、

元々そういう(暴言・暴力をする)人間が

周りにいた場合、

 

加害者が特別におかしな人間とも思わず、

さらに「自分こそ相手にストレスを

ためさせるのがおかしいのかも?」

と考える傾向にあるため、

 

その関係性が異常だと分からず、

「こうしたら、変わってくれるかも」

と何度も試行錯誤してなんとか

相手のストレスをどうにかしようとします。

 

 

こういうときは、

「相手の暴発さえなんとかすれば!」

理想的な関係が築けると本気で

思っていることが多いため、

 

被害者はそもそも逃げるということを

まず頭に入れていません。

 

そして第二段階目は

暴言暴力が少しずつエスカレートしていき、

被害者が加害者と一緒にいなくても

緊張状態におかれるようになったり、

息苦しくなってくる段階。

 

ここでも、

「なぜ相手はあんなになってしまうのだろう?」

「なぜ自分はこんなにも苦しまないといけないのだろう?」

という疑問と、

それ以上に

「暴発さえどうにかなれば」という一縷の望みに

しがみつくような状態になっています。

 

この「暴発さえどうにかなれば」

それさえどうにかなれば、

という気持ちは非常に強いもので、

 

この気持ちをずっと持ち続けたまま

「逃げる」というような選択肢を漠然と考えても

実際に行動に移せるような案は

思い浮かびません。

 

つまりこの段階では

「真剣には」逃げることは考えません。

 

相手は自分への愛情がうまく処理できずに

こうなるのだ、と信じたい

(自己愛性人格障害者は暴言暴力の後は

必ずこういう言い訳を持ってきますから

それを信じたい)、

という段階でもあります。

 

第三段階では、

「もうこの人のこの暴言暴力は治らないものだ」

と受け入れ始める時期に入ります。

この段階だと、逃げるということを

考え始めますがこの頃になると支配というのも

だいぶ進んでいますので、

 

「逃げたい」という感情の次にすぐ

「でも逃げ出す手段がない」

「資金もない」

「逃げ出すための準備すらできない」

「逃げようとすればとんでもない報復が

待っているだろう、そう考えると

やっぱり逃げられない」

 

という恐れや不安がくっついてきて、

むしろそれがメインになり

絶望します。

 

最後に、絶望が続きつつ、

「逃げたときの被害者の損害」よりも

「加害者と一緒にい続けることでの損害」

が大きくなると感じたとき、

被害者は本格的にどう逃げるか?

ということを積極的に考え始めます。

 

 

「逃げたときの被害者の損害」というのは、

たとえば自己愛性人格障害者が実家を知っていて

乗り込んでくる可能性があるとか、

同じ職場に勤めているので

職場でとんでもない噂を流されるとか、

執拗につきまといを行なうとか退去しないとか

義両親が騒ぎだすとか・・・、

 

とにかくあらゆる行為が考えられますが、

 

そこでモラルハラスメントの証拠を持っているとか

味方が何人かいると

被害者にとっては精神的な強みになりますので、

「損害」は与えられても

ずっとモラルハラスメントを受けるよりマシだ、

 

と考えられるようになり

「逃げたいじゃなくて実際に、逃げよう」という意思のもと

動くことができるようになります。