自己愛性人格障害の闇。

自己愛性人格障害の闇について紐解いていくブログ

現実を生きることが出来ない

人格障害も、

精神疾患もそうですが、

 

「現実」からかけ離れた部分を

生きてしまっているのが特徴です。

 

ともかく妄想や思い込み、

幻覚などによって、

 

現実世界を生きるべき人間を

まったく違う世界へ引っ張り込みます。

 

その人たちにとっては、

その幻覚や妄想に引っ張り込まれた

世界こそが現実世界です。

 

被愛妄想にとらわれた人間に、

「いや、あの人はあなたのこと

好きじゃないはずだよ、

だって好きだったら拒否されないでしょう?」

 

「自分は、何度もあなたのことを

嫌いと言っているはずだ。なんで理解して

くれないんだ?とにかくあなたと離れたい」

 

と言っても被愛妄想は相手から嫌われていない

ということを何がなんでも修正できない

妄想です。

 

いくら「事実」が突きつけられようと、

自分の都合のいいように判断して、

それが現実になってしまいます。

 

そうなると、なぜここまで言っても

理解できないのか?ではなく、

 

どこまで言おうとも

理解できないのは当たり前、という世界なのです。

 

自己愛性人格障害者も同様で、

現実の声に耳を傾けません。

 

「こいつは自分から離れられない」

という思い込み、

「あいつは自分のことを嫌っている」

という思い込み、

 

それらを強化するものならば

些細なものでも材料にしますが、

それらを否定する声には

耳を傾けられません。

 

ですから自己愛性人格障害者が

思い込みたいものを勝手に思い込んでいくので、

事実はどうでもいいわけです。

 

ところが、世の中の大半の人間は

思い込みの世界がありつつも、

現実世界を生きています。

 

 

世の中というのは客観的な評価が重要で、

いくら自分が自分のことを評価していても、

周りがそうでなければ裸の王様に

なってしまうからです。

 

ところが自己愛性人格障害者は、

そもそも他人から評価される現実などないと

最初から諦めています。

 

ですがそんな世界だと生きていけませんし

生きる価値がありません。

 

ですから、思い込みや幻想のなかで

生きるしかないわけです。

それらの思い込みを強化してくれる

現実ならば受け入れますが、

そうでない現実が1%でもあると

それに危機感を覚えます。

 

そして、そんな現実自体を否定します。

 

まるで恋人から別れを切り出されても、

それを理解していないかのように。

 

被害者が、本当は別れたいという気持ちを

考えていないかのように。

 

自分のパートナーになれて幸せで恵まれて

いるはずの人間が、

自分と離れたいと思っているなんてそんなはずはない、

とでも言うかのように。

 

「みんなから評価されている自分」という

思い込みを強化できる現実しか

選び取らないわけです。

 

「あのときあの人から

こんな評価を受けた」とか

「その人はどれだけ権威があって

物の本質が分かる人か」とか、

「そういう人から評価を受けた

自分自身」とか、

 

「自分に低評価を下した人間は

実際こういう能力しかない人間で

こういう仕事しか任されていない」とか。

 

都合の悪い現実は、

自分にとっては「悪」であり

「間違っている」ものでしかありません。

 

そういう現実は自己愛性人格障害者にとっては

「非現実的」であり、

目をそらさないと生きていけない

真実でもあるわけです。