自己愛性人格障害の闇。

自己愛性人格障害の闇について紐解いていくブログ

事実を捻じ曲げる自己愛性人格障害者

自己愛性人格障害者でなくても、

人間、色眼鏡でいろんなものをみています。

 

それは生きていくのに必要な能力だったり、

自分を守るために備わった手段だったりします。

 

男性から何かしら被害に遭えば

それがショックであればあるほど、

被害に遭っている機会が長ければ長いほど、

会ったこともない男性全般に対して

嫌悪感を抱くものですし、

 

ヒステリックな女性にわめき散らかされる

期間が長く、自分の意思を主張できる機会を

失われていたら、

女性とは皆こういうものだと

女性に対して必要以上に警戒心を抱くことも

あります。

 

同じ職業の人間に

何度も嫌な思いをさせられたら、

あいつもこうだった、

こいつもこうだったのだから

 

その職業に就いている人間は皆

こういう奴しかいないのではないか?

と思い込みます。

 

これは、自分の意思では

どうしようもないことです。

 

思い込むことで、

自分を守ろうとしているのですから。

それはもう、人間の本能といえます。

 

そう思い込みたいときに、

そういう思い込みを強化できる

材料があれば、

「ほら、やっぱりね!」

と誰しも思うでしょう。

 

医者に何度も

冷たい対応をされた人間ならば、

医者が逮捕されたなんてニュースを見れば

「やっぱり人の命を大事にする

医者なんかいないんだ」と病院に行かなくなるかも

しれませんし、

 

「病院にいきたくない」ということから

体の不調が現れたくらいでは意地でも

空元気でいるかもしれません。

 

医者から冷たい対応をされる前だったら、

そんな過剰防衛はしないわけです。

 

ですから「医者に冷たくされた」という事実が

あったり、何かしら被害に遭ったという事実があれば

人間はそれを避けようとするのが普通です。

 

ストレス耐性が強い人であれば

「医者に冷たくされようと、

医者とはこういうものと割り切る」、

あるいは

「医者の対応は嫌だが

たまたまそういう人に当たっているだけ」、

 

もしくは

「医者の対応なんかどうでもいい、

とにかく体を治すのが先」

という考え方になるかもしれません。

 

ですがたいていの人は

体が弱っているのに冷たい言葉まで

かけられたくはないわけです。

 

そして自己愛性人格障害者の場合、

「医者に冷たくされた」などということがあれば、

それすなわち「ただでさえ否定に弱い

自分を否定された」ことであり、

 

それは自分にとって許されないことです。

 

ということは、

自己愛性人格障害者にとって

「この医者こそが間違っている」という

思い込みを必死にしないといけなくなります。

 

自己愛性人格障害者に特徴的なのは、

「現実的にありえない」

「事実ではない」こともすべて

材料にしてしまうことです。

 

材料にしないと、

そう思い込むには材料が足りないことも

多いからです。

 

ぺらぺらしゃべる医者だったり

感情的になって怒りだす医者なら

材料として十分ですが、

 

一度冷たい言葉を放っただけで後は

淡々と話すだけの医者なら

材料にするには不十分です。

 

ですが、

自己愛性人格障害者にとっては医者は

「弱い自分を自覚させようとしている」

のですから、

それは間違いなのだと証明しなくては

なりません。

 

そもそも弱い自分はいないし、

それを証明するために医者自身が

間違った人間なのだと

思わなくてはなりません。

 

証明する材料が足りなければ、

作るしかないのです。

 

それが、「事実を捻じ曲げる」ことに

なっても、

自分を守るほうが優先です。

 

たとえば

医者が冷たい言葉を放ったのは

自己愛性人格障害者がその前に

医者を挑発したのが原因だとしたら、

 

その挑発自体は

なかったことになります。

 

薬を処方されたとしても

「薬が効かない、処方を間違えたんじゃないか」

「いやきっとわざと効かない薬を出したんだ」

「むしろこの薬のせいで体調がおかしい、

高い金も払ったのに無駄金だ」

 

「あんな人間が経営しているなんて

おかしな病院に違いない」、

 

入院費を耳にしたら

「医療費が高すぎる、不当請求だ」と

極端な考えがでてきて、

 

そんな事実はないのに

それを実際自分の近い人間や第三者に

言いまわったりします。

 

どう考えてもそれ自体は「嘘」になりますが、

自己愛性人格障害者の中ではそれが真実

そのものになっていて、

 

自分の中の怒りも最初は「自分自身の

弱さを指摘された気分になったから

怒った」ところから始まったのに、

それを隠すために

 

「あいつは不当請求するようなやつだ」

「犯罪者だ」

「わざと治らないような薬を出してくるような

人間だ」

「(自分が図星をつかれたから

怒ったわけじゃない、こういう、誰しも

怒るであろう理由がたくさんあるから)

嫌いになっただけだ」

という認識に摩り替わるのです。