自己愛性人格障害の闇。

自己愛性人格障害の闇について紐解いていくブログ

自己愛性人格障害者の子供

自己愛性人格障害者が親であるなどして

関わる機会が多い場合、

子供も自己愛性人格障害者に

なりえる場合があります。

 

これは、

「自己愛性人格障害者である親を

ちょっと馬鹿にしているから

それはないだろう」とか、

「思い切り反抗しているから

この親とは考え方が違うはず、

だから大丈夫」とか、

 

そういうこととは関係ありません。

 

特に「反抗」に関していえば、

反抗期などだと自我の芽生えに

関係することですから、

自己愛性人格障害者の抑圧が

過ぎる場合などで自我の芽生えに

失敗した場合、

 

これはその子供の一生を左右する

非常に強烈なイベントになります。

 

 

自己愛性人格障害者にとって、

子供というのは

「愛」

「指導」

という言葉で支配しやすいものです。

 

厳しくしても

叩いてもそれは躾になりますし、

愛しているからこそ成り立つのだと

説き伏せます。

 

そして、

「夫婦喧嘩など子供に

見せるべきではない」

などという愛情はもちろん

ありません。

 

基本的に自己愛性人格障害者は

「抑制」が効きません。

 

しかも、子供の前で配偶者に

厳しく当たる姿は

「威厳」そのものでしょう。

 

夫婦喧嘩は虐待と同じように

子供の脳萎縮を促す、

というデータは明らかであるのに、

 

夫婦喧嘩をわざわざ隠したり

抑えるメリット(というより余裕)が、

自己愛性人格障害者にはないのです。

 

 

特に自分の子育てや

子供への愛、躾の仕方は間違っていないと

思い込んでいますから、

 

子供の前で愚かな間違いを犯した

配偶者を強く責め立てるのは

子供の教育にも良いとさえ

考えるでしょう。

 

 

そして反抗期に関しても、

自己愛性人格障害者にとって

それを「成長」と考える余裕はありません。

 

反抗期は、親や自分の自我の芽生えに対する

「挑戦」です。

 

反抗期がきてそれが激しければ激しいほど、

子供が自我をなんとかして確立しようとしている

ひとつの大きな挑戦ですが、

 

「他人と自分は一緒」と考えている

自己愛性人格障害者にとって、

「自我の芽生え」などというのは

考えられないことです。

 

なぜなら、

自分が過去に自我の芽生えに失敗し、

自己が確立せず曖昧な存在になり、

「自分と他人は明確に違う」という現実を

受け止められない人間だからです。

 

 

その感覚をもとに、

配偶者が自分とはまったく違う意見を述べたり

自分の知らないところで楽しんだり

自分らしさを出したり、

ということを脅威に感じるのですから。

 

こどもの反抗期は、いわば親に

「自分とお前は違う」といわれ続けるような

ものですから、

 

親にも子供と精神的に分離する痛み、

子供も親と分離したい強烈な力が

働くことになります。

 

 

ですが自己愛性人格障害者にとって

「自分とお前は違う」なんて作業は、

まさに自分が人生において避け続けている

脅威なわけです。

 

自己愛性人格障害者はモラハラ思考にて

「自分もお前も一緒だよ(じゃないと

自分の悪い部分を相手に

押し付けられないんだから。

 

境界線なんかないんだから

自分の悪い部分をちゃんと

引き受けろよ)」という作業を

し続けないといけないのですから。

 

つまり、子供の反抗期というのは

自己愛性人格障害者にとって

「自らの存在を脅かす」ものであって、

とんでもない行為です。

 

ですから自己愛性人格障害者にとって

反抗期というのはなんとか抑圧して

やらないといけないわけです。

 

「自我の芽生えをなんとかして

阻止し、

分離を許さない」ということです。

 

しかしここで子供の反抗が、

配偶者に対してのものがメインになるなどして

自己愛性人格障害者に向けられず

そこまで抑圧が必要ではなかった場合、

 

あるいは年の近い兄弟がいたりしてメインターゲットに

ならなかったなど、

なんらかの理由で抑圧がそこまで強くなかった場合は

自我を出すことに対する罪悪感だけが残り、

 

自己愛性人格障害者にはならずに

「被害者になりやすい思考」

「被害者としての資質」を持つこともあります。

 

ところが自己愛性人格障害者が

その反抗(自我の芽生え)をなんとしてでも止めようと

執拗に押さえ込もうとした場合、

 

自己の確立への挑戦は確実に失敗します。

 

こうなった場合、人は

「明確な自分」もなく

だからこそ「明確に違う相手」もなく、

 

自分の考えていることが

相手の考えていることのように

感じたりして、

 

明確な自分(悪い部分は人に引き受けて

もらって)を作り出そうとし、

自己愛性人格障害者の仕組みが

出来上がります。

 

もちろんそれまでに自己愛性人格障害者の

素地が出来上がっている場合も

ありますが、

 

反抗期というのはそれまでに自己をしっかり

作り上げあげなくては、と感じる子供にとっては

一生を決める重要なイベントだったりします。